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■ミュージカル『オリバー!』武田真治さん、ソニンさん《インタビュー》

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ミュージカル『オリバー!』

『メリー・ポピンズ』『レ・ミゼラブル』のプロデューサーが贈る、2021年最高の話題作

イントロダクション

英国文学の原点、全世代に愛される不朽の名作が2021年秋、新たに生まれ変わる!!
世界No.1プロデューサーが手がけた、ロンドンミュージカルの金字塔!

チャールズ・ディケンズの長編小説「オリバー・ツイスト」を原作として、ライオネル・バートが生み出した名作ミュージカル『オリバー!』。トニー賞、そしてオリヴィエ賞に輝いた本作品は、その映画版がアカデミー賞最優秀作品賞を獲得した数少ないミュージカルのひとつであり、俳優たちや観客の皆様から広く支持を集めてきた傑作ミュージカルです。 大規模なアンサンブル・キャストがその才能を余すところなく発揮して、名作の登場人物と楽曲にいのちを吹き込みます!

そんな、ミュージカル『オリバー!』の取材会が行われ、今回、市村正親さんとのWキャストに挑む武田真治さん、濱田めぐみさんとのWキャストに挑むソニンさんが登壇し、意気込みを語りました。


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ストーリー

物語の舞台はヴィクトリア朝イングランド。
救貧院で食に満たされることのない暮らしを続けていた孤児のオリバーは、下働きに出された葬儀屋でひどい仕打ちを受ける。
逃げ出したオリバーがたどりついたのはロンドンの街。
彼はそこでフェイギンという老人が元締めを務めるコソ泥とスリの集団に取り込まれる。
スリの濡れ衣を着せられ、捕らえられたオリバーは、その被害者である親切な紳士ブラウンロウ氏に引き取られた。
アジトを知られることを恐れたフェイギンは、冷酷なビル・サイクスと心優しいナンシーを使ってオリバーを力ずくで連れ戻そうとたくらむ。
オリバーは本当の家族の愛を見つけることができるのだろうか-。

武田真治さんインタビュー

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出演決定の発表がされたとき、俳優人生の分岐点という風に仰っていたと思うんですが、どういったところでそう感じましたか。

武田真治 やはりミュージカル界で、サー・キャメロン・マッキントッシュの作品に関われるということですね。世界基準で考えて、ひとつの大きなポイントだと思うんです。リモートという形ではあるんですが、3段階のオーディションを経て得たこの役は、俳優人生において大きなことになるのかなと思いました。

フェイギンは悪役というか、子供たちを使ったスリ集団の頭という役柄ですが、武田さんから見てフェイギンという男はどのような人物でしょうか?

武田真治 現代のものさしで測ると、とてつもなく悪しき男のようにも思えますが、子供たちに生きる場所を与えているとも言えるので、多面的なキャラクターだと言えるでしょうね。彼はどのような状況でも「生き残る」という選択肢だけで行動しているので、手段を選ばないと言うことを差し置いても、時代背景を考えるとある種の「たくましさ」と捉えていいのかなと思います。ですから、その「良い」「悪い」を超えた、狡賢さも含めた生存本能みたいなものが出せたらいいなと思っています。

フェイギンという役がこれまでの武田さんのイメージとはだいぶ違うというか、観る側としても驚きと期待が入り混じっているんですが、どういう風に役作りをしていこうと思っていますか?

武田真治 この作品には、イギリス人の思考や習慣・文化がたくさん取り込まれているんだと思いますし、 さらに、今回は海外から演出の方や振り付けの方がいらっしゃるということもあり、あまり自分で事前に作りこまずに、より柔軟に稽古していけたらと思っています。 演出の方からも、フェイギンはこうじゃなきゃいけない!という事はないと言われています。
演じる役者の演技だったり、声だったり雰囲気によって、こういう風にやった方がより魅力的だ、より悪そうだ、人間的だというように変えていく部分も結構あるとおっしゃっていました。 僕が、どういうことをしたらこういう風に見えるんだということを、世界的な基準といわれる制作チームに見てもらえるチャンスという意味でも、フラットに入っていけたらと思っています。

年齢も24歳差がありアクターとしてもタイプの違う市村正親さんとダブルキャストということで、ファンの皆様も興味津々ではないかと思います。できればそのあたりを踏まえて、武田真治さんのフェイギンはどのようになっていくのか、見どころ、意気込みなど伺えますでしょうか。

武田真治 市村さんとフェイギンについて話したときに、二人の演じるフェイギンは全然違うものになっていいんだ、と言っていただいたんです。
ただ、僕としては海外の方と仕事する、サー・キャメロン・マッキントッシュのグループと仕事をするというのと同じくらい、あの市村正親さんとダブルキャストという形で同じ作品にて同じ役を演じる機会をいただくっていうのも、すごく大きなことなんです。
僕にとっては「市村正親」という表現者は、僕の世界の一つの基準であり目標ですから。海外の演出の方も市村さんご自身も、二人のフェイギンは全然違っていいという風におっしゃるんですが、僕としてはやっぱり盗めるものは市村さんからいっぱい盗んで、真似できるなら真似してみたいと思うので、しっかり市村さんについていきたいなと思っています。

今回の『オリバー!』という作品は1960年からずっと上演され続け、愛されてるミュージカルですが、その作品の魅力はどういうところにあると感じていますか?

武田真治 大人たちの現実的な狡さとは対照に、子供たちが必死になって生きようとする姿、時代を超えても変わらない無限の可能性や、生きていくうえで必要不可欠なたくましさが描かれていることが、愛されている理由かなと思いますね。

最後に、公演を心待ちにしている会員様へのメッセージをお願いできますでしょうか?

武田真治 『レ・ミゼラブル』や『キャッツ』『メリー・ポピンズ』などで知られるサー・キャメロン・マッキントッシュのチームがお贈りするこの作品、ぜひ世界観を楽しんでいただけたらなと思います。 世界的にスタンダードと言われていますが、日本では約30年ぶりに上演されるので、ぜひ日本でもスタンダードになってほしいと思います。
会員の皆様にぜひご覧いただいて、作品のエネルギーを感じていただけたらなと思っています。

ソニンさんインタビュー

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『オリバー!』は世界的にとても有名な作品ですが、その作品の「ナンシー」という重要な役が決まったお気持ちを伺えますでしょうか?

ソニン 先ず最初に、オーディションを受けるために資料や映画などを見た時に、自分の色んな思いを子供に託して未来に繋げてあげるっていう役割って、愛が深くないと出来ない役どころだと思ったんです。 正直難しい役どころなんだろうなと思ったんですが…実際オーディションを受けたときもそのことを言われたんですね。
ただ強くてタフでビルのことを愛しているってだけじゃなくて、子供に対するその愛情みたいなものの難しさは、オーディションを受けていた時もすごく感じました。 合格をいただきましたけど、それでもやっぱりこの大役にはプレッシャーを感じています。

ナンシーは、スリ集団の中でオリバーに同情し助けようとする役柄ですが、ソニンさんから見てナンシーはどんな女性で、またソニンさんの「ナンシー」はどのような女性になっていくでしょうか。

ソニン 自分ができなかったことや、自分の置かれている状況とか、自分が見てきた世の中に対しての後悔とかマイナスな気持ちより、前向きな気持ちではねのけてきた人という印象。
現実はわかっているのだけれど…隠し持って見ないようにすることで、止まってしまったものがあること…オリバーにはそんなことをして欲しくないし、自分の過去を昇華させるという気持ちもあって、ナンシーは自分が見てきたものを重ねて、想いをオリバーに託した部分があるんじゃないかなと。
ただ単に、オリバーという希望を持っている、可能性を持っている子供だからじゃなくて、彼によってナンシーはやる気や、行動をおこし、その行動を見てくれる人は共感してくれるんじゃないかなって思います。
単純に母親的な役割という感じじゃなくて、ナンシー自身の人生だったり、ビルとの関係もそうですけど、過去に抱えている暗さや悲しみをエネルギーに変える、みたいなところを演じられたらと思いますし、ナンシーはそういう人物だと思っています。

実際のソニンさんとナンシーを比べるとどうでしょうか?結構違いますか?

ソニン 「母性」が強いところは近い気がしますし、負を前向きにエネルギーに変えるっていうところは本当に私そのものだと思います。
ただそれを自分自身でどうにかする、今の状況で生きていかないといけないという点で言うと、私はエンターテインメントという自分が評価される世界があるんですけど、ナンシーは多分それを未来ある子供に託すというところが、とても美しくもあり、そんな状況に置かれてるからこそのナンシーの性格でもあるのかなと感じます。
私も最近才能あふれる若い人たちを見てると、この人たちにエンタメを担って欲しいなとか活躍して欲しいなとか、頑張って欲しいなという気持ちがすごく芽生えますね。 そこら辺で言うとやっぱり共通点はあると思ってます。

今回たくさんの子役の皆様が参加しますが、ソニンさんも子供好きだったりしますか?

ソニン 好きです!実は私、この間までやっていたミュージカルでお母さんの役を演じていたんですよ。 今本当に母性で溢れてて、息子と娘が本当に可愛くて仕方なくて(笑)。 もう異常なぐらいで、そういう母性に溢れてるので、このまま『オリバー!』に入ったら、かなりいい感じなんじゃないかなと思ってます! 子供たちと一緒に戯れるのがもう楽しみです。

今回は濱田めぐみさんとのダブルキャストですが、ソニンさんから見た濱田めぐみさん、そしてダブルキャストに挑む意気込みを伺えますでしょうか。

ソニン 濱田めぐみさんとは今回初めてミュージカルでご一緒させていただくんです。 ただ、プライベートでは13年くらいの付き合いで、とても仲良くしてくださり、しょっちゅうお茶したり食事に行ったりする仲なんです。 二人で、私たちいつ共演するんだろうねってずっと言い続けていたんですけど、今回初めて一緒に仕事するのになぜかダブルキャストで…共演じゃないみたいな(笑)。 あれ、望んでいたのはダブルキャストじゃないんだけどな…みたいな感じでした(笑)。
女優さんとして本当に大尊敬してて大好きだし、濱田さんの演技を見て魂が震えた経験が何回も何回もあって…。
だからダブルキャストという意味では、一言で言ったらプレッシャーというか、まさかダブルキャストになるなんて…という感じもあり、共演したかった気持ちもありつつ、でも稽古場はすごく楽しくなるんだろうなと思っています。
ダブルキャストって役者にとっては稽古時間も半々だし中々難しいところもあったりするんですけど、なんかちょっと違う稽古場になるんじゃないかなと、それはすごく楽しみです。 濱田さんがどうやって芝居に挑んでいくのか知らないので、行動がわからないしどうなっていくんだろうって思いますね。 わくわくもするしドキドキもします。

最後に、公演を心待ちにしている会員様へのメッセージをお願いできますでしょうか?

ソニン 『オリバー!』は約30年ぶりに上演される、昔から愛されていてすごく歴史のあるスタンダードな作品ですが、時代を超えて今の現代に通じる演目であるからこそ、メッセージも時代に合わせ変わってみえたりすることもあるんじゃないかと思います。 今こういう状況ですから、あの時代、作られた時代が本当に新鮮に映ったりとか、今改めて染みたりとか絶対にあるはずなので、作品の中で、今現在やる意味、生で観る醍醐味みたいなのをぜひちゃんとお伝えしたいなと思っています。
本当にすごい豪華キャストで大きなカンパニーになりますので、とても贅沢で豪華な仕上がりの作品になること間違いなしなので、ぜひ楽しみにしていらしてください。

舞台写真