■ミュージカル「ナイツ・テイル -騎士物語」ARENA LIVE 製作発表レポート

ミュージカル『ナイツ・テイル -騎士物語-』ARENA LIVE

堂本光一×井上芳雄の奇跡のタッグが、6,000人超のアリーナで甦る！

イントロダクション

2018年に帝国劇場（以下：帝劇）で世界初演を迎え、帝劇を熱狂の渦に巻き込んだ世界初演のオリジナルミュージカル『ナイツ・テイル -騎士物語-』。2020年のコロナ禍でのコンサート、2021年の帝劇再演と上演を重ね、この度、帝劇の3倍以上のキャパシティの東京ガーデンシアターにて、アリーナライブという形で上演されます。
シェイクスピア最後の作品として知られる「二人の貴公子」（共作・ジョン・フレッチャー）を、ロイヤル･シェイクスピア･カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターであり、日本では『レ・ミゼラブル』日本初演の潤色・演出で知られ、近年は舞台『千と千尋の神隠し』の翻案・演出で著名なジョン・ケアード氏が脚本・演出を手がけます。音楽は『ダディ・ロング・レッグズ』『ジェーン・エア』を手がけたポール・ゴードン氏。そして、堂本光一さん、井上芳雄さん、音月桂さん、上白石萌音さん、大澄賢也さん、島田歌穂さんら、お馴染みの豪華キャストに、新たに宮川浩さんが加わり、新たな『ナイツ・テイル -騎士物語-』をお届けします。東京ガーデンシアターの名に相応しく、舞台は森の中で演奏されるような荘厳な世界観で、ダンスとアクションも再現し、コンサートの枠を超えた、まさにARENA LIVEです。
作品の上演に先立ち、製作発表がおこなわれました。ご登壇された皆さまのご挨拶と製作発表の様子をお届けいたします。

登壇者挨拶

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左から：今井麻緒子、ジョン・ケアード、島田歌穂、宮川浩、音月桂、堂本光一、井上芳雄、上白石萌音、大澄賢也（敬称略）

■ジョン・ケアード（脚本・演出）
『ナイツ・テイル -騎士物語-』を再び日本のお客さまに披露できることを大変名誉に思っています。若い頃に様々なシェイクスピア作品を演出してきましたが、この作品は特に時代遅れな部分が難しいとされてきました。今回上演するにあたって書き直して、現代に通用する作品にしようと。この作品には3つの大きなテーマがあります。それは「戦争の悪」「環境保護」「社会における女性の地位の向上」です。今はこれまで以上にこの3つのテーマが大事なんじゃないかと感じています。だからこそ今この時代にこの作品を上演できることが嬉しいです。また、この7人の大好きな役者たちと、再び仕事ができることをすごく嬉しく思っています。

■今井麻緒子（日本語脚本・歌詞）
この作品は私にとって、すでに出来上がったものを翻訳するのではなく、いちからミュージカルを作るということを初めて経験した作品だったのですごく深い思い入れがあります。キャストの皆さんを見ていると、その制作過程が鮮明に蘇ってきます。また再びできることが嬉しいです。

■堂本光一（アーサイト）
ジョンを筆頭にこのメンバーで、また『ナイツ・テイル -騎士物語-』ができることを本当に嬉しく思っております。帝国劇場が一旦閉館しましたが、この作品も帝国劇場から始まった作品ですし、こうして作品を繋いでいくという意味もあると思うんですよね。そのようなことができるのも嬉しく思います。この作品は、やればやるほどいろんな発見があります。ずっと発見し続けられる作品なんですよね。今回、6,000人規模のお客さんが入る中でやらせていただくということですが、まだ正直、僕らもどうなるのかわかっていないことが多いです。ジョンについていけることを本当に嬉しく思いますし、自分自身悩むこともあるかもしれませんが、そういった環境に自分が居られることをとても楽しみにしております。

■井上芳雄（パラモン）
僕も『ナイツ・テイル -騎士物語-』に再会できたことを心から嬉しく思います。最後に本編を上演した時に、これでセットも破棄するという話だったので、もうやることはないのかと一度お別れした気持ちでいました。そこからコンサート、今回のARENA LIVEと形を変えて再会が続くこと、本当に幸せなことだなと思います。それだけこの作品が可能性というか、力を持っているんだなと感じています。光一くんと出会った作品でもありますし、ほかの皆さんともこの作品で出会いました。そして今回宮川さんが入ってくださって、また新しい出会いもあり、いろんな意味でとっても楽しみにしています。

■音月桂（エミーリア）
2018年の初演の時に、ジョンや麻緒子さんが家族のようなカンパニーを作り上げてくださって、コンサートや再演を通してみんなの絆もすごく深まりました。家族のような温かい現場で、また新しい作品を生み出せるような気がしていてとても楽しみです。この作品がいずれ世界に羽ばたくんじゃないかなという期待もちょっと胸に秘めながら、それも楽しみにしています。

■上白石萌音（牢番の娘）
初演が7年前で、私はまだ成人したばかりで右も左もわからないところから偉大な先輩方の背中を追って、なんとかひと公演ずつ重ねてまいりました。公演がない期間も気づいたら歌を口ずさんでしまうぐらい自分の一部ですし、再演やコンサートを重ねる中で役に出会い直すたびに、奥深さや難しさを感じて、いつも初心に帰るような気持ちでおります。初演の時は芳雄さんと親子のようだと言われておりましたが、ちゃんと恋人に見えるように頑張って大人になりたいと思っております。

■島田歌穂（ヒポリタ）
ジョン・ケアードさんとは、『レ・ミゼラブル』の初演で初めてご一緒させていただき、その後、『べガ―ズ・オペラ』、そしてこの『ナイツ・テイル -騎士物語-』の3作でご一緒させていただきました。毎回お稽古でいつも感動や発見をたくさんいただいてきたのですが、『ナイツ・テイル -騎士物語-』初演の時、いちからオリジナルを作っていくという、ジョンの現場が毎日新鮮で楽しくて、宝物のような時間でした。そして今回、再び『ナイツ・テイル -騎士物語-』でご一緒できるということ、この素晴らしい皆さまとまた一緒にこの舞台に立てることが本当に嬉しいです。今までにないスケールでの公演なので、いったいどんなジョンマジックが起きるのか？心から楽しみにしております。

■宮川浩（シーシアス）
今回新キャストとして参加しますが、今日なんでここにいるのかという感じで、さっきからもう何をしゃべればいいのかも分からないです(笑)台本を一生懸命読んで映像をいっぱい見て、今勉強中でございます。島田さんに同じく、ジョンとは『レ・ミゼラブル』でご一緒しました。今は不安しかありませんが、皆さんを頼ります！どうぞよろしくお願いします。

■大澄賢也（ジェロルド・クリオン）
初演から7年経ちましたが、その時が僕とジョンの出会いでした。『ナイツ・テイル -騎士物語-』はもちろんのこと、この7年間、毎年のように仕事をさせていただき、役者として大きく成長できました。ジョンに感謝しております。私事ですが、今年が巳年の年男で還暦なんですね。厄年って悪い意味で考えがちなんですけれども、芸能の世界ではいい役や作品に出会えるという年でもあると言われています。まさに『ナイツ・テイル -騎士物語-』が僕にとっては一つの区切りと言いますか、また新たな次へのスタートになるような舞台なのではないかと、僕自身すごくワクワクしております。今回は振り付けのアシスタントとしてもジョンのサポートをしたいと思っていますので、みんなと一緒に新たな『ナイツ・テイル -騎士物語-』を作っていきたいと思います。

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